久々にLinuxの勉強!
第1章 CentOSの概要
- フロントエンドのスケールアウト型基盤でフリーOSが利用される。
- ストレージ・基幹システム・DB等無停止が要求される部分は商用OS。
- RHEL8とCentOS8のHWサポートマトリクス簡素化傾向あり。(差異小へ)
- ファイルシステムはext3,4・XFSをサポート。XFSがスタンダード。
- XFSはジャーナリングのIOPSを減らし、高いIO性能を実現するファイルシステム。
- 分散型システムのOS領域のファイルシステムで利用される。
- CentOSはBIOS/UEFIに対応
- BIOS⇔UEFIの変更はOS再インスト必要
- PXE(NWインストール)では起動イメージがBIOS/UEFIで異なる
- CentOSの最大スペック情報は以下URLにあり。
- REHLの最大スペック情報は以下URLにあり。
Red Hat Enterprise Linux technology capabilities and limits - Red Hat Customer Portal
※リリースノートも見た方が良い
- EOLは以下2種類あり。
種類 | 説明 | EOL |
---|---|---|
完全更新(Full Updates) | 新機能追加・セキュリティパッチ | 2024/2Q |
メンテナンス更新(Mentenance Updates) | 最低限のセキュリティパッチ | 2029/5 |
- CentOS8のバージョン番号にタイムスタンプがつく。(CentOS7も)
例) CentOS8.0-1905 (2019年5月リリース)
- CentoS7からの変更点 ※気になった部分だけ記載
①XFSコピーオンライトデータエクステンツによる高速コピーを実現
②BOOMブートマネージャによりLVMスナップショットから起動が可能
③DNF技術をベースにしたYUMv4を採用
④KDE廃止、GNOMEv3のデスクトップ環境
⑤ディスプレイサーバはWayland(X.Orgも利用可能)
⑥仮想マシンイメージ作成ツールComposer搭載
⑦ローカルストレージ管理ツールStratis搭載
⑧ストレージ暗号化フォーマットLUKSv1
⑨Cockpitで各種OS管理が可能 ※ログ、アカウント、サービス等々全般的に管理できるみたい
⑩IPVLANサポート ※同一Macアドレスで異なるIPを持つ仮想NIC
⑪crypt-policiesにより暗号化の設定を簡素化(OpenSSh、BIND、OpenSSL、NSSライブラリ等)
⑫パケットフィルタリングのnftablesと搭載
第2章 OSのインストールと起動
- インストール時にBIOS/UEFIか決定重要。FCストレージ等でサポートされるモードが決まってる場合あり。
- ISOイメージはdvd iso以外に、リポジトリサーバにアクセスしてインストールするboot isoもある。
例)
CentOS8-8.1.1911-x86_64-dvd.iso ※dvd iso
CentOS8-8.1.1911-x86_64-boot.iso ※boot iso
- どちらでもインストールされるパッケージは同じ。
- インストーラ起動時のオプション説明 ※ブートエラー時の対処方法記載あり。
- 起動オプション変更でNICのデバイス名の命名規則の変更が可能。enoX→ethX。
- enoX(「一貫性のある命名規則」)が推奨。ethXだと複数NIC搭載時等にデバイス名ずれが起きる。
- パーティションは以下3種類あり。
- LVMシンプロビジョニングはCentOS7からの機能。特徴は以下。
効率の良いスナップショット機能・複数世代の取得が可能。
※LVMでもスナップショット機能あったがディスク非効率であった。
筆者はLVMシンプロビジョニングを推奨。
bootはLVMシンプロビジョニングにできない為、標準パーティションにする必要あり。