pikesaku’s blog

個人的な勉強メモです。記載内容について一切の責任は持ちません。

閉域網とは

閉域網とは? その仕組みやVPNについて解説 | フリービット株式会社

閉域網の「閉」はいわゆる閉じた状態で、インターネットが開かれた状態であるのに対し、不特定多数から直接アクセスを受けない、インターネットから物理的・論理的に分離されているネットワークを意味する概念

閉域網は以下に分類される。
専用線
・広域イーサネット
・IP-VPN

専用線

  • 1対1接続。複数拠点と接続したい場合、複数回線契約が必要。
  • 専用ケーブルを利用するイメージ。物理的に占有する為、共用はされない。
  • ある拠点から送り出された光信号や電気信号は、そのまま接続先の拠点まで伝わる→レイヤ1のWANサービス

 L2(データリンク層)以上は柔軟に使える

 イーサネット、ATM、HDLC、PPP、SONET/SDH ※SONETはプロバイダでなくプロトコル
 イーサネットが多いと思われる。「イーサネット専用線」のKWで各社サービスあり。
- 2つの意味があり。1対1で接続する専用船としての意味と、アクセス回線としての意味。
 ※アクセス回線は、拠点と通信事業者の間の回線
 ※後述のVPNでもアクセス回線として、専用線を利用する場合あり。

広域イーサネットとIP-VPN

名前 事業者内NW内で利用者識別する技術 利用プロトコル 備考
広域イーサネット 802.1Q
※タグVLAN・拡張仕様もあり
イーサネット 〇L2で動作するのでルーティングプロトコルを選べる
×ブロードキャストドメインが広い為、数百拠点を接続する場合等は通信制御設計要
〇IP-VPNより安い
IP-VPN MPLS IP 〇MPLSは事業者側NW機器で付与される為、利用者は考慮不要。
×事業者内NWでBGPが主流の為、利用者側のルーターでもBGP設定が必要
×MPLSがIP利用メインの為、IP以外のプロトコルは使えない。
QoS等付加サービスが多い。

※以前は、IP電話を使う=QoSのあるIP-VPNという時期があった。しかし、最近は広域イーサネットQoSに対応したサービスあり。

★重要★
ASCII.jp:通信事業者のVPNサービスを学ぶ (2/2) より引用

https://ascii.jp/img/2010/02/15/257504/o/5deb21e542679ec6.jpg

  • アクセス回線と通信網を分けて考える必要あり!

  • アクセス回線として、専用線でなくブロードバンド回線を使うこともできる!これがエントリーVPN。安いのがメリット

おまけ VPNの個人的な解釈

  • Virtual Private Networkの略
  • Publicなネットワークを使って、仮想的にPrivateなネットワーク接続を実現する技術

 ※Publicなネットワーク=複数の人・組織が共用するネットワーク。例) インターネットや通信事業者の提供する閉域網等
 ※Privateなネットワーク接続=自組織が占有したネットワーク。
 ※VPN利用せずインターネット経由で拠点間を接続できるが、拠点のゲートウェイには自組織以外のパケットも到達する。
  →Privateなネットワーク接続でない。

  • タイプにより1対1、1対n、n対nの接続が可能

 ※1対nはハブアンドスポーク方式。拠点間接続は、直接はできず、特定の1拠点を経由する必要あり。
  フレームリレーとは
 ※n対nは拠点間接続が直接可能。