pikesaku’s blog

個人的な勉強メモです。記載内容について一切の責任は持ちません。

Mailmanメモ

user_optionsの値について

各項目の説明(ヘルプ文言抜粋)

項目 説明
制限 個人単位で会員に制限(モデレーション)をかけるフラグ
このフラグをセットすると,この会員の投稿は制限されます
セットしなければ自由に投稿できます
隠れ会員 この会員のアドレスは 会員名簿では隠しますか?
配送停止 この会員への配送は停止されていますか?
もし, そうなら 以下の略号で配送を停止した理由が示されます
U->会員自身が停止
A→管理者が停止
B→エラーメール過剰で停止
?→理由不明
受領 この会員からの投稿に確認通知を送りますか?
控え無 この会員からの投稿は本人には配送しないようにしますか?
ダブリ無 この会員には同じメールを重複して配送 しないようにしますか?
まとめ読み この会員へは「まとめ読み」で配送しますか?
設定しなければ, 1本ずつ配送される普通配送になります
平文 「まとめ読み」の場合, この会員へは平文で配送しますか?
でなければ, MIME 添付を使います
言語 会員が選んだ言語



設定毎のuser_options値

制限 隠れ
会員
配送
停止
受領 控え無 ダブリ
まとめ
読み
平文 言語
- - - - - - - - - 設定なし
on - - - - - - - - 128
on on - - - - - - - 144
on on on - - - - - - 144
on on on on - - - - - 148
on on on on on - - - - 150
on on on on on on - - - 406
on on on on on on on - - 406
on on on on on on on on - 414
配送停止をonにした時は以下設定がされる。

'delivery_status': { 'メンバーアドレス': (3, 1482648090.696833),}
値のタプル2個目の要素はunixタイム

まとめ読みをonにした時は以下設定がされる。

'digest_members': { 'メンバーアドレス': 0},

デフォルトは、ダブリ無と平文がonで264

ダブリ無で256加算
平文が8加算

制限付き会員から投稿があったときの動作(member_moderation_action)

各設定時のmember_moderation_actionの値

保留 0
拒否 1
破棄 2



FML→Mailman投稿制御設定対応表

FML設定 Mailman設定
フィルタ設定
(PERMIT_POST_FROM)
メンバー登録 フィルタ設定
(generic_nonmember_action)
(member_moderation_action)
メンバー登録
anyone actives
members
両方
承認(0)
保留(0)
-
members
のみ
配送停止
actives
のみ
-
members_only actives
members
両方
承認(0)
破棄(2)
-
members
のみ
配送停止
actives
のみ
制限
moderator actives
members
両方
承認(0)
保留(0)
-
members
のみ
配送停止
actives
のみ
-

FMLモデレータ動作

moderatorsファイルがない場合は、$MAINTAINER定義アドレス(ML名-admin)にフォワードされる。

activesのフォーマット

NONE TITLE 8.html
NONE TITLE 2.html

ポイント

①activesは以下フォーマット
アドレス オプション # コメント
②コメントは単なるコメント
③アドレス移行の部分はオプションとして解釈される。
④オプションは2パターン記述方法があり。
V1 フォーマットは
数字(フォーマット) まとめおくりの指定
数字以外 リレーサーバ

V2 フォーマットでは将来の拡張のため
m=まとめ送り指定
r=リレーサーバ
s=1(skip を意味する)
 ※m=5と5は同じということ。この5は時間。
⑤V1記述は使われないとの記述もあり。V2のみかも。
⑥まとめ読みは、cronで1時間に一度プログラムが実行され、activesファイルをチェックし動作が決定される。

skipとoffの違い
http://www.fml.org/fml/Japanese/how_to_subscribe/8.html

skipは管理者、offはユーザー?

動きメモ

①メンバーが-ctl宛に本文にoffと書いてメール送信
②membersファイルは変更無し。activesファイルは以下のように変わる。
変更前

test1@example.com 
test2@example.com 
test3@example.com 

変更後

----- Backup on 17/01/01 12:56:30 -----
test1@example.com 
test2@example.com 
test3@example.com 
[root@ip-172-31-40-69 conv_fml2mm]# cat /var/spool/ml//fml1/actives
#.FML HEADER
# NEW FORMAT FOR FURTHER EXTENSION
# e.g. fukachan@phys r=relayserver m=3u s=skip 
# r= relayserver
# m= matomeokuri parameter is time and option
# s= skip. can post from this address but not delivered here.
#
# the same obsolete format is compatible with new format and as follows:
# e.g. fukachan@phys relayserver matome 3u
#.endFML HEADER
#	test1@example.com  
test2@example.com 
test3@example.com 

③actives.bakのバックアップができる。
④コマンドメール送信したユーザーには、以下メールが送信される。

off
OFF [test1@example.com]  accepted.

--fml1@example.com, Be Seeing You!    

************************************************************

      Help: <mailto:fml1-ctl@example.com?body=help>
Unsubscribe: <mailto:fml1-ctl@example.com?body=unsubscribe>

If you have any questions or problems,
  please contact fml1-admin@example.com
      or 
  send e-mail with the body "help"(without quotes) to
     fml1-ctl@example.com
     (here is the automatic reply, so more preferable)

e.g. on a Unix Machine
(shell prompt)% echo "help" |Mail fml1-ctl@example.com

************************************************************

⑤MLに投稿しても配信はされない。
⑥onのメールを送信すると再度有効化される。
 ちなみに手作業でactivesファイルを編集し、コメントを1つだけ付けて、スペースなしの場合(#test1@example.com)でも、onで有効化される。
⑦送信者にはコマンド成功した通知メールがくる。

activesの第一フィールドのみチェックすればOK

memberファイルのフォーマットは?

以下記述があり。

なおメンバーファイルとしては各行のアドレスより後ろの部分は何にも使われていませんので、勝手に使って構いません。
しかしながら、自動登録の場合は $MEMBER_LIST と $ACTIVE_LIST は同じもの($MEMBER_LIST)が使われます。よってそのフォーマットは $ACTIVE_LIST 形
式であると仮定する必要があります。

自動登録機能が有効な場合は、同じフォーマットになる可能性があるが、未使用の場合が、第一フィールドのみが有効パラメタ